Ocean Drive Fishing

どうもです。

皆さん知っての通り
バチ抜けとはゴカイ類（多毛類）の生殖群泳（産卵）の事で
バチパターンとは、ルアーを水中を漂ってるバチに見せかけてシーバスを釣るパターンですね
まぁそんな事は分っていると思いますが・・・


最盛期はこんな感じ（2012年3月10日撮影）

先日、そのバチについて
藤前干潟の管理人であるガタレンジャーの方とお話をする機会があり
そこでバチに関する参考になる話を聞きました

この時期に干潟（河川）で産卵するバチは『カワゴカイ』に分類されて
近年の研究で『カワゴカイ』は３種に分類される事が分っているらしい

名港の藤前干潟では、『ヤマトカワゴカイ』が大多数を占めている様で
一昔には『ヒメヤマトカワゴカイ』もいたという記録もあるらしい。
ちなみにもう一種は、有明海周辺にのみ生息する『アリアケカワゴカイ』
ただ、この種の識別は口の周りを顕微鏡で見ないと分らない

聞いた『カワゴカイ』の話をまとめると
・生息域は干満差が大きくないと産卵が出来ないので干満差が大きいエリアに生息
・ゴカイ類は一生で1回しか生殖しない
・バチ抜けしている固体でも赤色と緑色がいて緑色しか抱卵してない
・新川だと下之一色周辺で抜ける事が多い
・昨年の豪雨で分流提周辺にいたゴカイが少なくなったみたい
・『カワゴカイ』海水では生きられない


バチパターンは、この『カワゴカイ』のパターンを示す事が多い
（クルクルバチ（トリックバチ）のパターンもある）

こちらはクルバチ（2010年4月頃撮影）


この『カワゴカイ』のバチ抜けは発生条件が色々とあると言われているので
バチが抜けない事にはこのパターンは成立はしないので発生パターンも聞いてみた

良くバチ抜け発生条件で聞く、温度とか、風とかがあるがその辺は関係なく
基本的には２月後半から３月の大潮2日目だといわれた。
（名古屋港周辺は昔は5月が最盛期だったが年々早くなっているとの事）

帰宅後にゴカイ類の研究で有名な先生達の話も聞いたので
色々と調べてみたら興味深い論文を発見

室内の実験で模擬的に月の明かりを模擬してやると
バチたちが同調して生殖群泳を行なったらしい
どうやら月の明かりでタイミングで干満差を見計らって一斉にバチ抜けに至るらしい

うーんやっぱり月って神秘的（笑）


あと、興味深い話としては
石ゴカイもバチ抜けするらしく
こちらは、１０月頃に庄内川でよく抜けるらしい
あと時折り変な時期に抜けているバチは
朝鮮ゴカイの一種で外国からの侵略者らしい
クルクルバチの正体を聞いてみたが
イトメ系だと思うが正確には分らないといわれた



他にも色々聞きましたがキリがないのでこの辺でバチの話は止めておきます。





さて、そんなカワゴカイパターンですが
先日ｉｋｕさんと一緒に出てみて『祭り』に遭遇









35位～53まで８ゲット！！
ikuさんは何と１０ゲット
久々に良い釣りが出来た


このカワゴカイパターンはバチが抜けて魚が付いていれば
4月位まではこのパターンは成立して高確率で釣れるのでぜひチャレンジしてくだい


さて次の潮もバチ調査にいけるので楽しみ～



バチパターンにはこちら


エバーグリーン(EVERGREEN） ポセイドン　ゼファー　ＰＺＳ－８３
私の今シーズンの新しい相方
キャストのやり難さ以外はとってもいい竿です




アムズデザイン(ｉｍａ) ｉｍａ　ｋｏｍｏｍｏ　ＳＦ－１３０　Ｓｌｉｍ
カワゴカイパターンは最強
アップで投げてゆっくーりとリトリーブ




ハルシオンシステム チキチータ
私はバチシーズン開幕初期しか使いませんが・・・
フロントフックは小さくすると絡み防止できます